音楽を聴かない人のこころには・・・
今は亡き、ブルースマン、アルバート・コリンズは「ブルースを聴かない人の心には、ぽっかりと穴が開いています」と言っていました。私は明言だと思います。
アメリカに奴隷として連れて行かれて強制労働をされていた黒人たちの日常はまさにブルースだったと思います。
思えば、奴隷として連れて行くなんて、北朝鮮の拉致と同じようなもの。人道的に許されたものではないですよね。
日本人には黒人の気持ちは分からないものの、悲しいときも楽しいときも音楽を聴くという気持ちは日本人の私にも分かります。
そして、アルバートがいう「ブルースを聴かない人の心には、ぽっかりと穴が開いています」というのが、人生の悲哀を理解しない人は人としては疑問符が付くと意味ならば、この言葉の深みが分かるのではないかと思います。
そもそも、ブルースとゴスペルは黒人音楽から生まれて音階も同じというもの。
しかし、ゴスペルが神に捧げるために歌われた歌だったのに対し、ブルースは黒人が白人に対して、お金を取ってプレイするための音楽だったために、ゴスペルを歌う黒人の人々は「悪魔にこころを売った奴ら」と軽蔑されました。
しかし、音楽好きであることには変わりがないはず。食べていくため、生きていくためにブルースを歌う黒人ミュージシャンを責められるのでしょうか?
黒人ブルースマンは多くの白人に人生の悲哀を音楽で表現するすばらしさを教えて、そしてそれから影響を受けた人たちがブルース・ロックを産んで行きました。
エリック・クラプトンもローリング・ストーンズもレッド・ツェッペリンもオールマン・ブラザーズも黒人ブルースマンがいなければ、偉大な音楽を残すことはなかったでしょう。
音楽はこころの隙間を埋めてくれ、悲しさを癒やし、喜びを増してくれる素晴らしいものですよね?
