いつか理解できると思っていたジャンル
子どものとき理解できない音楽がありませんでしたか?
私は演歌とジャズが理解できませんでした。理解できないというのは好きになれないという意味です。
演歌は別にして(理由は後記)、ジャズは歳を取ればそのうち理解できるようになるだろうと思っていました。
実はブルースに関しても十代の頃はあまり理解できなかったのです。
ブルースは30代になれば、ジャズは50代くらいになればその良さが分かるようになるかなと思っていました。
その結果・・・たしかに徐々にブルースの良さは分かって来ました。ブルースはロックのルーツでもあったからです。
ロックでも私はローリングストーンズの良さが十代の事は分かっていませんでした。
いい曲もあるのですが。たとえば“Tell Me”“Satisfaction”“Paint It Black”“Tumbling Dice”などはいいと思うのですが、わからない曲も多かったのです。
そもそも、ミック・ジャガーという人の歌の良さが私には基本的によく分かりませんでした。美声とはお世辞にも言えないですし、どこが魅力分かりませんでした。
あとで気づけば、それがブルースが好きになれない理由だったのです。
渋い声、ダミ声、クール・・・それがブルースの魅力だったのです。
そしてブルースの場合はあのハーモニカでの演奏のどこがいいのか?なーんてことも思ってましたが、今はあのマウスハープの味というのは理解できます。
ジャズに関しては、いまだにモダンジャズの良さは私には分かりません。でも、それ以外のジャズの良さは分かるようになりました。
ジャズでも比較的若い頃に良さが分かるようになったには、グレンミラーなどの大編成の楽団の演奏でした。“茶色の小瓶”とか“A列車でいこう”なんて曲は好きでした。
ジャズのよさが比較的早く理解できるようになったのは、30代の頃、フュージョンというジャンルのブームがあったからです。
最初のころは「クロスオーバー」って言われていましたね。ロックとジャズの融合みたいな意味から出た言葉でしょう。もっとも「クロスオーバー」といえば、ロックとクラシックの融合でも「クロスオーバー」ですが、なぜか「クロスオーバー」と言えばロックとジャズの融合・・・フュージョンも同じですね。
さて、演歌ですが、演歌に限っては私は歳とっても理解できる日が来るのか正直わかりませんでしたが、やはり徐々にその良さが分かるようになりました。
演歌も基本的には日本のブルースみたいなもの。八代亜紀の「舟唄」の“沖の鴎に深酒させてョいとしのあの娘とョ 朝寝するダンチョネ。”などの歌詞の意味は歳を重ねないと理解できない深みがありますものね。
