bluesとはなにか?
blues・・・日本では「ブルース」と最後の「ス」は濁りませんが、正確にいうと「ブルーズ」が正しいのです。
日本の演歌調の曲でも「ブルース」と呼ぶものがありますが、これはアメリカの黒人音楽から発祥した本来の「ブルース」とは違います。
単に“blue”=憂鬱、から悲しい気持ちを歌った歌というところから「ブルース」と呼ばれるようになったのでしょう。
もっとも、黒人音楽から生まれた「ブルース」も語源としては同じでしょう。
黒人音楽としての「ブルース」は20世紀初頭に生まれたと言われています。アフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちがアメリカ南部の農園(綿花畑など)で働く際に歌った労働歌や霊歌の総称です。
ウィリアム・クリストファー・ハンディというミュージシャンがミシシッピー州を旅行中にデルタ・ブルースを初めて聴いたとされています。そして彼が広くブルースを演奏するようになってアメリカ中にブルースが知られるようになったと言われています。したがってハンディがブルースの父と呼ばれるようになり、彼が初めてデルタ・ブルースを耳にしたのが1903年とされることから100年後の2003年にアメリカ議会は1903年をブルース誕生の年と定めたようです。
ブルースの基本形は12小節からなり、4小節ごとに区切ってAーAーBという形で展開されていくのです。そしてブルースノートと言われる3つのコードで575調で展開されるので、ブルースはジャム・セッションと言って即興で演奏していくことが容易なのです。
リズムはシャッフルという跳ねるリズムが主流で8ビートまたは12ビート、場合によっては16ビートくらいで進んで行きます。
ブルースと似て非なるものに「ゴスペル」と言われる音楽があります。音楽形式はまったくブルースと同じなのですが、ゴスペルはアメリカで奴隷として使われていた黒人たちがキリスト教の信者となり、教会で神に捧げるために歌ったものです。
これに対して、ブルースは商業ベースの音楽として、黒人クリスチャンからは、しばしば「悪魔に心を売った音楽」と揶揄されたのでした。
しかし、黒人たちに言わせれば、生活そのものが「ブルース」だったと言います。嬉しい時も、悲しい時も、マインドはブルース・・・、つまり、白人が意味もなく、気分が高揚した時に突然「ロックンロール」と叫ぶように、昔の黒人にとっては生活そのものがブルース・スピリッツだったと言えるのでしょう。
だから、黒人の中には、黒人じゃない奴にはブルースは分からないと断言する人もいます。
しかし、上田正樹さんのように「おまえの肌は黒くないけど、おまえの歌はたしかにブルースだ」と黒人に絶賛された人もいます。
「わがまま」by上田正樹
「悲しい色やね」by上田正樹
ほかの大阪のブルースっぽいオススメの曲
「やっぱ好きねん」byやしきたかじん
「大阪で生まれた女18」フルバージョンbyBORO
「月のあかり」by桑名正博
「胸がいたい」by憂歌団
なぜか大阪にはブルースがよく合いますね。
憂歌団で、もう1つ初期のオススメなのが
「嫌になった」
ですが、これはRichard M. Joneというかたが作ったスタンダード「Trouble in Mind」で、その後、多くのブルースマンやローリング・ストーンズもカバーしている名曲です。
心のトラブルなどと直訳気味に訳さず、いやんなった~♪ という歌詞がすごく心に響きます。
オリジナルはこちら⇒ここ
ちなみに、ローリング・ストーンズのカバー・ヴァージョンはこちら⇒ここ
セッションで遊んでジャムっている感じのレコーディングですね。
