ロックと切り離せないディストーション・サウンド

ロックと言えば、電気と切り離せない関係にあると言っていいでしょう。もちろん、アンプラグドと言って、アコースティックなサウンドでやる場合もありますが。

エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、オルガンにシンセサイザー・・・どれもが電気なくては音が出ません。

オルガンやシンセサイザーなどはそのままでも電気さえあれば音が出ますが、ギター、ベースなどはアンプが別途必要です。キーボード類もコンサート会場などで演奏するには別途アンプが必要になります。

ロックを始めた頃の1960年代というと、まだアンプ、つまり拡張器も真空管が全盛でした。小さい音ならば、美しい・キレイな音が出るのですが音がノイズで消され気味になり、大きくすると、真空管は与えられた入力の音響特性を変えずに増幅出来る帯域が非常に狹いために音が歪んでしまいます。英語では、歪んだ音をディストーションといいます。

そのため、ロックをやるために大音量にすればするほど、音が歪んでしまいやすくなるのです。

この歪んだ音がむしろ、ロックの特色になり、反体制の旗印として、若者に支持されるのです。

さらに音をひずませるために、ギターとアンプの間にディストーションというイクイップメントをさらに挟む場合もあります。

ビートルズがはやらせたロングヘアー(と言っても初期のビートルズは、いわゆる“マッシュルーム・カット”と言って耳が少し隠れる程度でしたが)と共に、ディストーション・サウンドとロング・ヘアーがロッカーのトレード・マークになって言ったのです。

この歪んだ音が具合よく出せるのがマーシャル社というイギリスの会社の作ったアンプで、THE WHOのギタリスト、ピート・タウンゼントが好んで使うようになり、その後、ジミヘンやZEPPELIN、DEEP PURPLE等々多くのハード・ロックのアーティストに好んで使われるようになったのです。

今でも、マーシャルの真空管アンプはロックのサウンドに欠かせないアイテムの1つになっています。

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